新興国向けスマホ関連需要拡大減速のおそれあり
tiw(アナリスト)
2015-09-22 07:36
ビジネスモデル
多角化を進める大手計測器メーカー
1954年に計測器メーカーとして設立。半導体検査装置大手。PC用DRAM検査装置で世界首位。1983年に東京証券取引所第2部上場。1985年に東京証券取引所第1部に指定換え。総資産2,730億円(2015年3月期末)。
米TeradyneとLSI検査装置市場を二分するトップメーカー。高速に、同時に多数の対象を検査するノウハウをコア技術とし、その応用分野として適合したDRAM検査装置を主力製品として成長。フラッシュメモリ検査装置の投入や、通信用等の多機能LSI(SOC)向け検査装置を得意としていたシンガポールVerigy社の買収で非DRAM分野にシフト。更に車載向けやナノテク製品投入などで多角化を進めている。
株価パフォーマンス予想を一段階引き下げる
16/3期TIW予想ROE9.24%に対する直近PBR1.77倍のバリュエーションは、ほぼ市場全体並みの水準。会社予想を上回る業績の実現で見直しが進む可能性は高いが、当面の間は世界経済の先行きに対する懸念がそれを抑えると見て、株価パフォーマンス予想を一段階引き下げる。
tiw | 2015-09-22 | アナリスト | 0コメント
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