中長期的にシルバー事業、調剤薬局への需要は拡大
高齢化に伴い市場が拡大している領域
1955年寝具レンタル会社として設立、以後病院向けリネンサプライ、レンタルモップ、介護用品レンタル等へ拡大、1995年調剤薬局を創業、病院、介護施設などへのヘルスケアおよび環境関連の総合サービスを展開。主要業務は健康関連(寝具・リネンサプライ、清掃、給食、介護用品レンタル等、15/3期売上高の50%)、調剤薬局(タンポポ薬局、同37%)、環境関連(リースキンブランドのレンタルマット、レンタルモップ、太陽光事業、同13%)。
主として医療施設、老人施設へのサポート業務であり、高齢化に伴い市場が拡大している領域である。但し、創業の基点となったリネンサプライなどは成熟期を迎えているので、成長性の高い介護用品レンタル(介護ベッド、車椅子等)、調剤薬局、病院清掃等の比重を高める。さらに、営業地域も3大都市圏中心に全国的な展開へとエリアを順次拡大する方針。調剤薬局は店舗網の拡大とともに在宅医療へのサポート(老人ホームへの配送など)に取組む。
経営目標に着実に前進
中長期的に2025年問題(団塊の世代が75歳以上となり全世帯の1/4が高齢者)を控え、車椅子等の介護用品レンタル、リネンサプライ、病院清掃等のシルバー事業、調剤薬局への需要は安定的に拡大すると予想される。最近の業況は、2~3年内に売上高1,100億円、経常利益85億円という目標に着実に前進していると考える。投資評価は安定的な業績拡大を予想し、投資評価は「アウトパフォーム」を継続する。