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特許満了への対応策が焦点

tiw(アナリスト)
2015-09-21 21:46
ビジネスモデル

ユニークな製品を生み出し、新たな領域も拡大

 田辺製薬と三菱ウェルファーマの合併により07年10月発足。三菱ケミカルホールディングス(4188)が発行済株式の56.3%を保有。本邦医薬品会社中6位。主力製品は生物学的製剤レミケード、脳保護剤ラジカット、高血圧症治療剤メインテート等。多発性硬化症治療剤(欧米はノバルティスへ導出)を10年10月米国、EUは11年3月、本邦は11年11月発売。糖尿病治療剤(SGLT2阻害剤)を13年4月米国(ヤンセンファーマへ導出)発売、本邦は14年9月発売。   旧吉富製薬、ミドリ十字、三菱東京製薬、田辺製薬等の合同体。工場、研究所の統廃合、営業ライン、本社機構の集約、早期退職制度による再編ほぼ完了。血漿分画事業は「日本血液製剤機構」へ事業譲渡。レミケード(生物学製剤では最先発)、セレジスト(脊髄小脳変性症治療剤)、脳保護剤ラジカット(脳梗塞急性期治療剤)等ユニークな製品が多く、糖尿病治療剤など新たな領域も拡大。新中期計画は16/3期に売上高4,100億、営業利益650億円を目標。

新糖尿病治療剤カナグル(SGLT2阻害剤)を発売

 あと数年で特許満了を迎える生物学的製剤レミケード(主として関節リウマチ治療に適応)と多発性硬化症治療剤ジレニア(海外はノバルティスへ導出、ロイヤルティ収入が主体)への対応策が焦点だが、新糖尿病治療剤の発売、既存製品の適応拡大、工場・研究所の閉鎖等による構造改革により業績維持への道筋が開けつつある。株価はバリュエーション上フル評価に近いと見るが中長期的な業績伸長に見合う程度の上昇を想定、投資評価はアウトパフォームを据え置く。

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    tiw | 2015-09-21 | アナリスト | 0コメント
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