TOP > 企業分析レビュー > ファーストリテイリングの分析

ファーストリテイリングの分析

tiw(アナリスト)
2015-09-06 20:50

SPAモデルでユニクロとGUを展開

世界第4位のSPA(アパレル製造小売り企業)。SPAモデルでユニクロとGUを展開している。 素材調達、企画、開発、製造、物流、販売、在庫管理など、製造から販売までのすべての過程を一貫して行うビジネスモデルである。 ユニクロはシンプルなデザインのカジュアル衣料品の少品種・大量販売を行う。2006年に立ち上げたGUは低価格でファッション性の高いブランドとして主に日本で展開中。またセオリー、コントワー・デ・コトニエ、タム・タム、J BrandsなどのブランドをM&A等で取得している。 原材料調達では世界中の素材メーカーと直接交渉し、大量に発注することで高品質・大量安定調達・ローコストを実現し、カシミアやプレミアムダウンなど高級素材を使用した商品をリーズナブルな価格で提供することを可能にしている。また合成繊維メーカー東レと協同でヒートテック(保温インナー)に代表される新機能をもつ素材を開発している。商品の生産は中国を中心にパートナー工場に委託しており、各地に品質・生産進捗管理の担当者が常駐している。中国における集中生産からベトナム、バングラデシュ、インドネシアなど分業生産体制へのシフトを図っている。 国内市場でユニクロはアパレル市場の6.2%のシェアを持つ。売上構成比は51.7%、国内店舗は852店。 商品別売上構成比はウィメンズ50.4%、メンズ41.6%、キッズ・ベビー・靴他が8.1%。 海外ユニクロ事業は売上構成比29.9%、店舗数は633店(中国306店、韓国133店、台湾46店、米国 25店、香港22店、マレーシア21店)、アジアを中心に展開。(数値は全て2014年8月期時点)

国内3Qは天候に恵まれ好調も6・7月は気温低下で苦戦。海外は中国が大幅な増収増益

15/8期3Q(9-5月)業績は、売上収益が1兆3481億円(前年同期比+23.9%)、 営業利益が1,892億円(同 +35.5%)と大幅な増収増益であった。3Q期間(3-5月)の国内ユニクロ事業は4・5月に気温が上がったことで、肌着や夏向けの商品が売れ、既存店売上高は前年同期間比+9.9%と好調。売上高は同+12.0%、営業利益は同+11.2%と計画をかなり上ブレし増収増益となった。海外では中華圏が計画を大幅な増収増益で韓国も好調。 米国では減収で赤字幅が拡大したものの、3Q期間の海外ユニクロ事業は売上高同+42.5%、営業利益+25.2%。中国中心に出店が継続、出店57(内中華圏30)、閉店6(内中華圏3)となった。 しかし、4Qの国内ユニクロの既存店売上高は、前年実績を下回ってしまった。 原因は、6月と7月前半は気温が低かったために、夏物の販売が苦戦し、6月は前年比88.3%、7月は前年比98.5%と苦戦している。

アナリストが書いた詳しいレポートはこちら*有料会員の方はご覧いただけます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    tiw | 2015-09-06 | アナリスト | 0コメント

    コメントを書くにはログインしてください。

    無料会員登録がお済みでない方は、こちらよりどうぞ。